ブックタイトルしろありNo.157

ページ
44/50

このページは しろありNo.157 の電子ブックに掲載されている44ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

しろありNo.157

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

しろありNo.157

8.2 飼育営巣構造の要点1)職蟻の動き(餌取り,水取り)を観察できる構造とする。2)シロアリが木材を加害する状況が観察できる構造とする。3)イエシロアリの数の多さと,木材加害の速さが観察でき,家屋のシロアリ被害をイメージできる構造とする。8.3 飼育営巣構造の特長1)イエシロアリの職蟻が多い,3年以上の営巣を飼育する。2)飼育容器内に,営巣部,水取り場,餌取り場を設ける。3)水取りをコンパクトな構造とし,移動可能な飼育容器とする。4)上半分を透明な容器とし,職蟻の動きを観察できる構造とする。5)営巣と水取り装置を連結する通路は,上側を透明板とし,職蟻の動きを目視できる構造とする。6)餌取り場の木材は,家屋軸組と床材の模型とし,家屋への侵入と加害の状況が観察できる構造とする。7)営巣展示の概要をイラストにした説明板を設ける。8.4 飼育イエシロアリの営巣展示反響 来場者が営巣展示に興味を示す様子を写真で紹介する(写真12 ? 16)。営巣展示に幼児が集まり,その家族も展示に興味を示す様子が判る。また一般来場者だけでなく,来場した建築関係者および建築展出展関係者でも,イエシロアリの営巣に興味を示し,シロアリの動きを見つめる状況が毎年繰り返されている。飼育イエシロアリの営巣展示は,来場者が興味を示し,大勢に見てもらえる展示で,広報効果が高いことが判る。( 41 )写真11 平成22年展示(小屋組加害)写真10 平成21年展示(飼育容器内の配置状況)写真9 平成20年展示(蛇行水取り)写真12 イエシロアリの木材加害を見つめる幼児