ブックタイトルしろありNo.159

ページ
24/52

このページは しろありNo.159 の電子ブックに掲載されている24ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

しろありNo.159

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

しろありNo.159

TERMITE JOURNAL 2013.1 No.159 21②設置2時間後 炭を含有したホウ酸製剤A処理レンガでは, 処理部をシロアリが活発に這い上がり, シロアリの数も増加した。ホウ酸製剤B処理レンガは, シロアリが処理部を這い上がり, 餌木に到達していた。白蟻薬剤C処理レンガと無処理レンガ2個には, シロアリの這い上がりはなかった。写真23 1時間後炭ホウ酸Aレンガ上部の這い上がり写真24 1時間後ホウ酸Bレンガ下部の這い上がり写真26 2時間後炭ホウ酸Aレンガ這い上がり写真27 2時間後ホウ酸Bレンガ這い上がり写真25 2時間後の全体状況③設置12時間後 設置したレンガ全てで, シロアリの這い上がりが確認された。ただし, レンガによって這い上がりの密度が明らかに異なった。這い上がり活発度の順を以下に示す。炭ホウ酸A>ホウ酸B>無処理>白蟻薬剤C 炭を含有したホウ酸製剤A処理レンガでは, 処理部全面にをシロアリが這い上がっていた。それに対し,白蟻薬剤C処理レンガでは, シロアリの這い上がりは局所に限られ, 薬剤を忌避し, 角部の狭い部分を這い上がっていた。④設置36時間後 設置したレンガ全てで, 蟻道構築が確認された。ただし, レンガによって蟻道の量は明らかに異なった。炭を含有したホウ酸製剤A処理レンガが多く, 次にホウ酸製剤B処理レンガが多かった。この二つのレンガについては, 蟻道が拡大され, 蟻土に近い状態が形成されていた。