ブックタイトルしろありNo.159

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しろありNo.159

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概要

しろありNo.159

TERMITE JOURNAL 2013.1 No.159 35づつの松があり, その内側はボードウォーク, 外側は観光道路になっている。倒れたところはこの観光道路だった。台風の為交通はなかったが, その道路に面して民家がある。被害がなかったのが不思議である。倒木の原因には2つあった。 1.  「シロアリ・腐朽」によるもの(写真15・16・17・18・19・20・21) 2.  木が野放図に大きくなり, 自重を支えきれなかったもの(写真22, ボードウォークまで壊した)。 これらを考え合わせると, いかに現況の把握が必要であるか, また自然保護の在り方についても考え直さなければならないかがわかる。 筆者の会社では3年前に当該地区のシロアリ被害調査を行ったが, 樹体内がどうなっているかまでは調べていない。写真13  半分はなくなっている。写真15  倒れた木を切断した。写真16 シ ロアリの被害で倒れた。偶然人災をまぬがれた。写真17  形 成層のみ。倒れても不思議ではない。写真14 平成23年9月台風15号