ブックタイトルしろありNo.161

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概要

しろありNo.161

40 T e r m i t e J o u r n a l 2 0 1 4 . 1 N o . 1 6 16.アンケートの結果 以下アンケートの結果を示す。1)しろあり対策に関する協会・組合があることを ・知っていた  (462)  44% ・知らなかった (596)  56%参考: 平成13年に白対協が行った全国調査では協会を知っていたが, 全国26%, 鹿児島県34%だった。鹿児島県の協会認知率は全国より高く,ここ12年でさらに10%向上したことが判る。2)今お住まいの地域は ・鹿児島市内    (874) 83% ・南薩地区     ( 40) 4% ・北薩地区     ( 52) 5% ・姶良霧島地区   ( 51) 5% ・大隅地区     ( 24) 2% ・種子屋久奄美地区 ( 7) 1% ・県 外      ( 10) 1%3)今お住まいの家の所有は ・持ち家     (756) 71% ・借家      (302) 29%4)今のお住まいの家の構造は ・一戸建て    (765) 72% ・集合住宅    (293) 28%5)今の家に何年くらいお住まいですか ・平均14年6)今の家の建築年数は ・平均20年7)今まで, シロアリを見たことがありますか。 ・見たことがある (627) 59% ・見たことはない (431) 41%8)見たことがあるシロアリは 羽が生えたシロアリを  ・見たことがある (583) 55%  ・見たことはない (475) 45% 働きアリ(白いシロアリ)を  ・見たことがある (303) 29%  ・見たことはない (755) 71%9)シロアリの被害にあったことが ・被害にあったことがある (220) 21% ・被害にあったことはない (838) 79%10)被害にあった建物は ・今の住宅    (102) 10% ・以前の住宅   ( 86) 8% ・住宅以外の建物 ( 32) 3%11)被害にあったのはいつ頃ですか。 平均12年前12)被害にあった建物の建築年数は? 平均築29年目の時被害7.シロアリ被害率の算出 アンケートから, 持家で一戸建てのデータ(679件)を抽出した。アンケートには, 持家の建築経過年数, シロアリ被害にあったのは何年前か, 被害が発生したのは建物を建てて何年目かの三項目を問い合わせしている。この三項目から, 住宅の建築年, 被害発生年, 被害発生時の建物築年数が算出される。これらの数値を基にシロアリ被害率を分類, 算出した。また, 最近のイエシロアリとヤマトシロアリの駆除割合は, 平成25年9月14日に青壮年部会員に対して行ったアンケート結果によるとイエシロアリ 80%:ヤマトシロアリ 20%であった。8.鹿児島県のシロアリ被害率 鹿児島県の築年数別被害率, 家屋の被害発生年代,被害発生時の築年数を各々を表3, 表4, 表5に示す。表3には比較データとして, 福島正人著「しろありと住居」2)に記載されている昭和27年鹿児島県のシロアリ被害率(いえしろあり地域)と平成13年調査の被害率を示した。調査家屋679棟の平均築年数は20年であった。被害率の推移を図3に示す。表3 一戸建て持家の築年数別シロアリ被害率築年数対象家屋数被害家屋数被害率(H25年)被害率(H13年)被害率(S27年)~ 10年223 3 1% 23% 25%~ 20年180 18 10% 41% 50%~ 30年148 23 16% 55% 70%30年超128 45 35% 55% 70%全 体679 89 13% 41% 67%イエシロアリ被害率10.4% ? 67%ヤマトシロアリ被害率2.6% ? 34%表4 被害家屋の被害発生年代被害発生年代発生件数1980年(S55)~ 1989年41990年(H02)~ 1999年132000年(H12)~ 2009年552010年(H22)~ 2013年17合 計89