ブックタイトルしろありNo.162

ページ
14/62

このページは しろありNo.162 の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

しろありNo.162

Termi te Journal 2014.7 No.162 113.2 長期(4ヶ月)間評価 この試験は, 京都大学生存圏研究所 吉村 剛教授のご協力を得て行った。・試験試料 ナイロン12, 新防蟻材料, 低密度ポリエチレン及びビニルの4種類とした。 各材料について大きさ(35mm×35mm× 2mm)のシート状にしたもの, 及び作成したシートに#80(粗い)サンドペーパーによるシート表面に傷をつけたもの注)を各々10枚ずつ作成した。注)サンドペーパーによるシート表面の傷は, ケーブル延線時, ケーブル外被に地面, 管路等で擦れ傷がつく場合があり, 傷による食害の影響を確認するためである。 写真5 試験状況(餌木の上に試験試料を置く)図1 材料別質量変化率(サンドペーパーによる表面傷無し)図2 材料別質量変化率(サンドペーパによる表面傷有り)0.561.344.872.370.50 0.381.731.010.390.000.00 0.35 0.391.002.003.004.005.006.00【NY12 】【AT 】【PE 】【PVC 】Max.Ave.Min.材料別質量変化率質量減少率%0.631.104.972.960.50 0.552.111.460.38 0.20 0.190.00 0.551.002.003.004.005.006.00【NY12 】【AT 】【PE 】【PVC 】Max.Ave.Min.質量減少率%材料別質量変化率(サンドペーパーによる表面傷有り)・試験方法 試験試料を京都大学 生存圏研究所内白蟻コロニーで4ヶ月間(2013.10.4 ?2014.2.5) シロアリの食害試験を実施し(写真5), 食害後の外観確認と質量変化率を調査した。 シート表面のサンドペーパーによる傷無し及び傷有りの場合の質量変化率を図1, 図2に示す。注) 図中で記載されている材料記号は以下のとおりである。 NY12:ナイロン12 AT:新防蟻材料 PE: 低密度ポリエチレン PVC:ビニル