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概要

しろありNo.163

Termi te Journal 2015.1 No.163 11ば100年の耐久性が求められる。そうでなければ現在の日本に豊富なスギの人工林もいずれ枯渇する。そこで柱や梁等の構造材に, 12㎝角以上の木材, 板は30㎜の厚板を基本材料としている。木を太く厚くそして表すことで, 耐久性を確保する狙いである。土台と床 最も劣化が懸念される部材の土台には以下のような生物劣化対策を施すことを標準仕様としている。(1) 土台の材料としてヒノキやスギの赤身(心材),ヒバやクリ等の耐久性に定評のある木材を用いる。(2) 基礎の上にネコ土台を配して, 土台の腐朽環境を改善するとともに, むらのない床下換気を図る。ネコ土台の材料としてはクリやケヤキ, ヒノキの赤身等の耐久性に優れ, 強度の高い木材を用いる。(3) 真壁構造の場合は土台の上端に金属板の水切りをつけて, 防水紙の裏側に立ち上げる。大壁の場合は外装の板で土台を覆い雨がかりを防ぐとともに, 土台との間に通気性を確保する。※落とし込み板: スギ本実板を柱にとめる釘:CN50@270斜め打ち土台:ヒノキ( 赤身) 1 2 0 ×1 2 0落とし込み板:スギ本実板ァ3 0 きき巾1 3 5柱:スギ 1 2 0 ×1 2 0木摺:スギ 2 4 ×1 5 8アンカーボルト φ1 2 m m , L = 4 5 0 m mネコ土台:クリ又はヒノキ( 赤身)3 0 ×1 0 5 ×3 0 01 5 81 2 19 0 91 51 8 21 5 1 59 0 92 1 2 43 0 2 43 04 51 5 81 3 5落とし込み板:スギ本実板ァ3 0 (きき巾1 3 5 )木摺:スギ 2 4 ×1 5 8釘:C N 5 0 (千鳥打ち)柱:スギ 1 2 0 ×1 2 0釘:C N 5 0 ( 千鳥打ち)木摺:スギ 2 4 ×1 5 81 5 8 1 5 8 1 5 8柱際板:スギ 2 1 ×4 5釘:@ 1 5 0 以下(千鳥打ち)柱際板:スギ 2 1 ×4 59鉄丸くぎ、太め鉄丸くぎ、木ねじ、タッピングねじ釘:@ 1 5 0 以下(千鳥打ち)< 内> < 外>< 外>< 内>2 11 3 5 1 3 5 1 3 5 1 3 5 1 3 5 1 3 5 1 3 5 1 3 5 1 3 5落とし込み板:スギ本実板      ァ30(きき巾135)柱:スギ 120×120長ホゾ差し込み栓打ち   :カシ込み栓φ18図1 板倉構法の壁標準詳図細1図 板倉構法の壁標準詳細図(防火構造)