しろありNo.165
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25Termite Journal 2016.1 No.165アゾールを注入した。ムースが虫糞落下場所に流出したことで, 被害部へのムース注入を確認した。被害部は扉底面に沿い発生しているとの見立てで, 5cm間隔で穿孔し, ムースを注入した。他のせん孔箇所からムースが吐出した事から, ムースが被害部を流動し, 被害部の末端まで行き渡ったと判断した(写真9~12)。駆除後清掃を行い, 虫糞は全て除去した。建物A建物Cには, 虫糞はなかった。 工場から, 建物Bに隣接した製造所建物Dにも虫糞があるとの話があり, 建物Dの被害調査を行った。床及びダクトに虫糞があった(写真13, 14)。建物Dの駆除は次回行うこととした。 建物D詳細 建物構造:木造平屋石蔵造り 建物面積:約200㎡写真9 建物B入口レールの虫糞写真13 建物D床面に散乱した虫糞写真10 建物B穿孔箇所からムース注入写真14 建物Dダクト上面に散乱した虫糞写真11 建物B糞出し孔からのムース流出確認写真12 建物B他穿孔箇所からのムース流出

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