しろありNo.166
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49Termite Journal 2016.7 No.166492)目視による食害状況 設置から撤去まで, 14日間の経過を以下に示す。1日目 蒸煮木材とホウ酸塩処理蒸煮木材に大量のシロアリが集まり加害した(写真8~10)。11)質量減少率(食害率)の算出 営巣に設置する前に測定した試験木材重量と, 食害試験終了後自然乾燥させた試験木材重量から, 質量減少率を算出した。試験木材の種類別質量減少率は, 試験木材3本の平均とした。3.結果と考察1)薬剤処理量 試験木材は, ピレスロイド系薬剤, ネオニコチノイド系薬剤, ホウ酸塩溶液に1分間浸漬処理した。試験木材の薬剤処理量を以下に示す(表1)。写真6 AEセンサー保護用ステンレス容器写真7 グループ別に設置した試験木材表1 試験木材の薬剤処理量薬剤名番号付着量g平均付着量g平均薬剤処理量g/㎡ピレスロイド系薬剤ペルメトリン0.2%溶液1A1.9081.86279.4(0.16)1B1.9191C1.758ネオニコチノイド系薬剤クロチアニジン0.075%溶液2A2.0622.08989.1(0.067)2B1.8812C2.324ホウ酸塩八ホウ酸二ナトリウム四水和物(DOT)15%溶液3A2.1391.90681.3(12.2)3B1.8993C1.679試験木材寸法:35×35×150mm, ( )は防蟻成分平均付着量㎏/㎡を示す写真8 飼育営巣と機材配置状況写真9 試験木材の配置状況(1日目)

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