しろありNo.178
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・作業概要 1616防除技術者:2名 物件全体の被害確認と施工部マーキング及び部分施工 防除技術者4名, 作業補助員:1日目2名, 2日目1名(延べ11名) 建物全体の駆除および予防施工 小屋裏, 室内, 外構(ポーチ, 外壁), 床下の被害部への穿孔注入処理 図3 外構, 外周施工部(左:施工前, 右:1年点検時 赤:再発, 橙:新たに確認)   成分 イミダクロプリド:20.0%   使用量    薬剤名    成分    使用量 穿孔注入:400ml×10本写真1 木粉:侵入痕(参考)小屋裏, 床下の木部全面への薬剤散布処理・使用薬剤・使用量   薬剤名 ハチクサン®FL(バイエルクロップサイエンス株式会社) 穿孔注入:200倍希釈液 4L 吹付処理: 小屋裏)100倍希釈液 30L, 床下)200倍希釈液 20L ガントナー®ムースエアゾール (住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社) ピレスロイド系化合物 (常温蒸散型), ネオニチノイド系化合物 3)事前調査 防除作業実施にあたり, 被害状況, 駆除作業範囲, 作業手順確認のために事前調査を実施した。また, 調査に合わせて施工するほうが効率的であった破風板などについて, 部分的な防除処理を実施した。防除処理手順については, 後述する。<概要>・実施日:期間 2021年2月中旬:1日・作業者 ・作業概要 4)アメリカカンザイシロアリ防除施工 事前調査により把握した被害状況より, 小屋裏より3班に分かれて糞の排出孔の探索, 排出孔および周辺木部の穿孔, 薬剤の注入処理, 虫糞, 死骸等の清掃除去の流れで駆除作業を行った。駆除作業と並行しながら, 施工前, 施工中, 施工後の写真撮影, 処理部へのマーキングを行った。小屋裏の駆除作業に続いて, 小屋裏での液剤による予防処理を実施した。その後, 室内, 床下, 外周部の防除処理をしながら, 駆除作業の完了した床下の木部処理を実施した。<概要>・実施日:期間 2021年2月下旬:2日・作業者 ア) 穿孔注入処理 建屋全体のアメリカカンザイシロアリの糞, カンザイシロアリの侵入痕となる木粉(写真1), また有翅虫の翅, 死骸の落下状況から, 木材表面にある糞の排出

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